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「カラム抽出法は難しかった紅花染めを身近なものにします」

山形県最上川流域で盛んだった紅花染め。オレンジ色の可憐な花から、あのショッキングピンクの染め物ができるのは驚きです。

紅花には黄色と赤の二つの色素が含まれています。摘んだばかりのオレンジ色の紅花には、赤の色素は少ないのですが、発酵、熟成させて赤の色素を増やして、抽出段階でpHを調整することで黄色の色素と赤の色素を分けて取り出します。そのため、紅花染めは、染液調製に大掛かりな設備と経験が必要でした。

カラム抽出法を使えば、紅花染めも、たった1個のカラム抽出器で簡単に行うことができます。このカラム抽出器は、これ1つで、抽出、ろ過を行うことができます。pHを変えての連続抽出もラクラクです。紅花から、黄色染液、赤染液を作るのに30分もかかりません。鍋もろ過器も不要なので洗いものも少ない方法です。カラム抽出法は、難しかった紅花染めを身近なものにしました。

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