新型コロナウイルス問題は冷静に対応を

March 24, 2020

毎日にように新型コロナウイルス問題がマスコミに取り上げられ、恐怖を感じている人も多いかと思います。

・これでもかと恐怖をあおるマスコミ

・ネットに拡散する恐怖情報

・マスク、アルコール、トイレットペーパー不足

・小中高校、大学の休校

・イベントの中止

・怪しげな対策方法の拡散

・コロナ問題に便乗した悪徳商法

などなど

これらのニュースの中には、フェイクニュースも多く、いたずらに騒いだり、拡散させることで、ますます社会を混乱させるものも少なくありません。

こういう時だからこそ、正しい情報を入手し、必要以上に恐れることなく、賢く行動することが大事です。

 

2.1 正しい情報を入手する

 マスコミやネット情報は、視聴率を稼ぐためにセンセーショナルな話題を取り上げるだけで、断片的な情報しか得られません。まずは、基本的な情報をきちんと知ってください。

【新型コロナウイルス感染症について】

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

 

【新型コロナウイルス感染症に関するQ&A】

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#Q&A

 

2.1 日本における新型コロナウイルス感染者数

マスコミの情報だけ見ていると、日本国内でも感染者が急増しているように思われがちですが、具体的な感染者数とその推移を把握する必要があります。

【新型コロナウイルス感染症の国内発生動向】

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#kokunaihassei

○新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(2020年*月**日掲載分) にグラフがあります

日本では、検査体制が整備され、検査数が増えている3月以降も、新たに確認された感染者数は増加している傾向にはなく、総感染者数も3月19日現在で914名にとどまっています。政府が「持ちこたえている」というのは、このように感染者数が激増している状況ではないとのことを言っています。

 

一方海外に目を向けてみると

【世界各国・地域の累計感染者数・死亡者数】

https://newsdigest.jp/pages/coronavirus/

中国の80000人をトップに、イタリア、イラン、韓国、スペイン、ドイツ、フランスなどは感染者数が急増し5000人を超えています。

日本における対策が有効で、感染者数の急増を抑えられていることが示唆されます。

 

2.3 新型コロナウイルスはどれくらい恐ろしいか

新型コロナウイルスにはワクチンや特効薬が無いため、感染したら死んでしまうのではないかと恐怖を感じますが、実際はどれくらい恐ろしいものでしょうか?

専門家の意見を紹介します

【新型コロナウイルスが他の感染症に比べてどのくらい恐ろしいのか、グラフで比較してみた】

https://kaigyou-turezure.hatenablog.jp/entry/2020/02/16/111145?fbclid=IwAR3gtYm5QLuVISgBeI07TIDx5YgyVrAs3xfaQHrpSrC72cT4IaqFpZTxnyI

 

【新型コロナウイルス どれぐらい警戒したらいいの? 感染症のスペシャリストに聞きました】

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/ncov2019-okabe?ref=hpsplash&fbclid=IwAR2bneHJkVKM322OGJrBH2cF6R0h9l_qF8LuOHJ-FdxCmNj-Qln8bOgVdR0

 

3月18日現在でのコロナウイルス死亡者数は32名。2.のコロナウイルス感染者数の増加が穏やかであること、検査・治療体制が整いつつあること、春になってウイルスの感染が穏やかになること(インフルエンザやSARSの例)から、死亡者数は数十人か100人を大きく超えない程度と推定されます。

この、死亡者数100人はどのような意味があるのでしょうか?

【死因別死亡率の年次推移】

https://womanslabo.com/news-20170405-1

肺炎は、がん、心疾患に次いで、脳血管疾患とほぼ同数の、日本人の死亡原因の第3位(又は4位)となっています。その死亡者数は年間約10万人で、普通の風邪、インフルエンザをこじらせて肺炎で死亡される方も多い疾患です。気候にも左右されますが、今年は暖冬だったので、おそらく例年より死亡者数は減少すると思われますが、そのような状況で、コロナウイルスが原因の肺炎死亡者が100名増えたとしても、統計上は増加するとは考えられません。

一方インフルエンザは、年間1000万人が感染し、1万人が死亡しています。インフルエンザ患者数を見てみると、

【インフルエンザ患者報告数】

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu/

今年は、暖冬だったことと、コロナウイルス対策で、多くの人が手洗い、マスクに注意していることが功を奏して、インフルエンザ患者数はこの10年で最低となっています。インフルエンザ患者数が減少しているので、それが原因の肺炎死亡者数も減少すると考えられます。

 

もちろん感染拡大に注意は必要ですが、このような状況でも、日本においてコロナウイルスは、死者を激増させる脅威なのでしょうか?

 

2.4 コロナウイルス問題に便乗した商売に注意

これもよくある話ですが、コロナウイルス騒動に便乗して、マスクの転売なども含めた悪徳商法が出回っています。

消費者庁、国民生活センターが注意喚起しています

【新型コロナウイルスに便乗した悪質商法にご注意!(速報)】

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200228_1.html

【新型コロナウイルス感染症の拡大に対応する際に消費者として御注意いただきたいこと】

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/notice_200227.html?fbclid=IwAR2kA4nXr7TmHmHegUwVcF-MGaV9vcE6rqOvUNhthW0Mnq1A5hrRY_VEfi4

【新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする商品 の表示に関する改善要請等及び一般消費者への注意喚起 について】

https://www.caa.go.jp/notice/assets/200310_1100_representation_cms214_01.pdf?fbclid=IwAR293SKbpcUYVJejCN-lqO7wUFgT6yUijNB0ZBJ5XpCNomA8VXo4ysdot40

ここで取り上げられた商品は、コロナウイルス対策に科学的根拠もなく宣伝に使われているものです

ビタミンC、ビタミンD、亜鉛、マグネシウム、セレン、ビタミンA、梅肉エキス、オリーブ葉エキス、マヌカハニー、タンポポ茶、スピルリナ、霊芝、、天然藁納豆、α-リポ酸、N-アセチルシステイン、グルコサミン、セレン、β-グルカン、マイナスイオン発生器、イオン空気清浄機、空間除菌剤(首下げ型、据置型)

 

また、会員の方から相談を受けた「アルカリ性電解水」ですが、最近アルコールがないことで、高額で販売されています。これは食塩や塩酸、重曹などを電気分解したもので、中身は薄い苛性ソーダです。1リットル5円もあれば作れるものが、いったいいくらで売られているのでしょうか? 「電解水」を少し勉強すればわかるのですが、殺菌力があるのは酸性電解水で次亜塩素酸が有効成分、アルカリ性電解水は苛性ソーダが主成分で油汚れが落ちるというものです。セスキを溶かして、少し苛性ソーダを加えれば自作できます。

 

2.5 焦らず、冷静に

人は、今まで経験したことのないもの、未知の脅威には恐ろしさを増大させてしまい、冷静な判断ができなくなってしまいます。過去も、多くの道の脅威がありました。SARS、エボラ出血熱、O-157、ノロウイルス、ダイオキシン、環境ホルモン、原発事故・・・

それらの時も、マスコミが恐怖をあおる報道をして、過剰な対応をした経験があります。現在では、さらにインターネットの普及で、誰でも情報を発信できるようになったことで、余計に情報が拡散するようになってしまいました。そして、その特徴は、悪い情報、センセーショナルな情報ほど拡散しやすいという点です。しかも、情報量は増大していますが、情報の質はどんどん悪くなっています。

情報化社会で生き抜くため、一人一人がこのような状況を自覚して、きちんと対応できる力を身に着けることが大切です。

☆まずは基本的対策(マスク、手洗い、うがい)をきちんと行う

☆アルコールが無くても、室内の消毒は塩素系漂白剤が効果的。

☆マスク不足の時は洗えるし自作もできます。また、マスクに頼るより、手洗いを徹底する方が有効。

☆感染の可能性のある場所(イベントなど)へは状況を判断した上で参加を。

☆インターネット情報を鵜呑みにしない。複数の情報を見て真実を探す。

☆情報の裏をとる。科学的に正しい情報かどうか、公的機関、研究所、大学などの情報も見る。情報発信者に、情報源を確認する。

☆善意と思って不用意に情報を拡散しない。風評被害や買い占めの元になり、逆に多くの人に迷惑をかけることになる。

☆医者、博士、専門家も、自分の専門以外は素人。売名行為でマスコミに出る人もいるので、その人がちゃんとした研究者かどうか検索する。

☆自分で判断できないときは信頼できる専門家に相談する。

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