
アボカド染め
食べ終わったアボカドの皮と種を使ってアボカド染めをやってみました。
もとのアボカドからは想像できないかわいいピンクに染まりました。

クサギ粉末色素
クサギは染料濃度が濃いので、10gあればストール1枚程度染めることができます。
残った染液は簡単に粉末色素にして、石鹸などの着色に使うことができます。

瑠璃色の宝石 -クサギ-
秋の一時期にしか染色することができないクサギ。
青に染まる植物色素は少なくて、藍かクサギくらいです。
クサギの青は透明感のあるターコイズブルー。その色素はトリコトミンで、媒染剤なしできれいに染まります。しかも、耐候性が高くて色あせしにくい色素です(写真の布は去年染めたものです)。 今年は雨が多かったこともあり、クサギの実が熟す前に腐ってしまい、多くは収穫できませんでしたが、11月3日のセミナーには間に合いました。
当日は、あまり多くはありませんが、物販で皆さんにお譲りできるかと思います。

銅鍋使ってみました
銅鍋使ってみました もう何十年もジャムを作っています。今までステンレス製かホウロウの鍋を使っていたのですが、焦げ付きにはずいぶん気を使っていました。
ジャムは強火で一気に水分を飛ばさないと、果実感や色が失われます。しかし、強火だとちょっと油断すると焦げ付いてジャムが一鍋分ダメになってしまいます。 あるテレビ番組で、プロはジャムを作るのに銅鍋を使うということを知りました。銅鍋は熱が伝わりやすく、焦げ付かず、短時間で作れるとのことでした。 銅の熱伝導度を調べてみました。 銅 403 W/m·k
アルミニウム 236
鉄 83.5
ステンレス 16.7-20.9
石英ガラス 1.4 銅の熱伝導度はアルミの2倍、鉄の5倍、ステンレスの20倍という大きさで、究めて熱が伝わりやすい材料です。 熱伝導度が小さいステンレスの鍋は、ガスで炎のあたっている部分だけが高温になり、その部分が焦げて、上の方は生のままになりますが、銅の鍋ならすぐに鍋全体が暖まり、焦げることなく均一に加熱できます。 あ~、なぜ今まで

キンモクセイ満開
キンモクセイ満開 近所ではキンモクセイが満開で、街中が甘い香りに包まれています。
待ちに待ったキンモクセイの季節も、たった1週間で去ってしまいます。 この季節の香りを残して、いつでも楽しみたい。
でも、キンモクセイの香りの抽出は難しくて、普通の蒸留では熱で分解してしまいます。チンキにしても、キンモクセイの香り以外の青臭い悪臭も抽出されるので、元の香りとは全く違ったものになります。 カプセル蒸留は、減圧下、低温で水蒸気蒸留を行うので、キンモクセイの香りそのものの芳香蒸留水を作ることができました(写真右)。これは、化粧水やクリームに応用できます。 さらに、芳香蒸留水を50倍に濃縮してFSEフレグランスを作りました(写真中央)。これはエタノール溶液なので腐ることなくいつでも使うことができます。香水作りにも使え、応用範囲はさらに広がります。 また、キンモクセイのアブソリュートも作りました(写真左)。アブソリュートはキンモクセイの色素も抽出するので黄金色の美しい溶液です。 それぞれの香りは個性があり、自分の感性で使い分けことができます。 LSアカデミーは、