山茶花(さざんか)

モノトーンの真冬の生垣に鮮やかな彩りを添える山茶花。椿と似ていますが、葉が小さくて、花びらが八重で、パラパラと散ることで見分けるそうです。 花の色素のアントシアニンで染めるのは難しいのですが、濃縮色素を使えば、このように濃く、鮮やかに染めることができます。 カラム抽出ー濃縮色素は、移りゆく季節の一瞬を切り取って残すことができます。

濃縮色素を食品に使う

「濃縮色素を食品に使う」 赤紫蘇、クチナシ、ブドウ果皮、ブルーベリー果皮、赤キャベツ、赤ダイコン、小豆、ベリー類、ハイビスカス、バタフライピー、カモミール、その他各種ハーブ類や花など食習慣のある作物からは食用色素を作ることができます。これらの色素は主にアントシアニン類なので、水に溶けやすく抽出も比較的簡単です。 今回は赤の色素としてハイビスカス(ローゼル)、黄色の色素としてクチナシ、青の色素としてバタフライピーを使って、食用色素3原色の濃縮色素を作りました。 濃縮色素はとても濃いので、コップに1滴加えるだけでこのようなカラフルな色を付けることができます。すべて天然の色です。 ゼラチンを溶かすときに1滴加えると、カラフルなゼリーを作ることができます。ホイップクリームやムースにも加えることができるのでスイーツへの応用も自由にできます。 カラフルな氷を作ったり、3色カクテルを作ったり、濃縮色素は幅広く食品に応用できます。

濃縮色素を作る

「濃縮色素を作る」 カラム抽出で作った抽出液も、従来の方法で作るものよりずっと濃いものができるのですが、さらに濃縮してみました。濃縮は減圧濃縮装置*を使うことで、色素を熱や酸素で痛めることなく高速で濃縮できます。濃縮段階で殺菌されるので、濃縮色素は冷暗所で保管することで長期間使うことができます。 この方法は、特に水に溶けやすい色素(花やブドウ果皮に含まれるアントシアニン類など)に有効です。 濃縮色素は水に溶けやすいので、応用範囲は大変ひろいです。 ・水や炭酸水に濃縮色素を1滴とFSEフレグランスをを1滴加えてノンカロリードリンク ・氷を作るときに加えてカラフルな氷を作る ・シロップに加えて、二色、三色カクテル ・化粧水にピンクの色を付ける、バラのFSEフレグランスやカプセル蒸留水を加えてもよい ・クリームにうっすらピンクや黄色の色を付ける ・アクリル絵の具を作る *減圧濃縮装置はカラム抽出応用編のセミナーで配付するキットに付属しています

カラム抽出応用編 ~濃縮色素・粉末色素を作る~

2020春新セミナー「カラム抽出応用編」~濃縮色素・粉末色素を作る~ 「カラム抽出」は、ほんの少しの材料から短時間で濃厚な色素を抽出できる方法で、多くの皆様から驚きと喜びの声をいただいています。カラム抽出で従来の草木染が身近なものになりましたが、その応用は草木染めだけにはとどまりません。「カラム抽出応用編」は、抽出液を使って様々な応用方法を学ぶセミナーです。 ◆ セミナーで学べる事 【濃縮色素を作る】 濃縮色素は、カラム抽出で作った抽出液を、さらに20~50倍に濃縮したもので保存もできます。赤、黄、青などカラフルな色で、3原色から様々な色を作ることができます。水に溶けやすいので、コップに1滴加えるだけでカラフルな飲料ができます。ゼリーなどのお菓子の色付け、カラーアイス、カクテルなどにも応用できます。また、化粧水やクリームなどの色付けも簡単です。濃縮色素は直接万年筆やサインペンのインクとして使うこともできます。さらに、濃縮色素を使ってアクリル絵の具を作り、植物色素だけを使った絵やクラフトを作ることができます。 【粉末色素を作る】 カラム抽出で作った染液を使えば簡単に粉末色素を作ることができます。粉末色素は水や油に溶けない顔料なので手作り石けんやクリームの色付けに使えます。また、アクリル絵の具にもすることができ、型染や紅型(びんがた)などに使うことができます。粉末色素は、従来は作るのに時間がかかったのですが、新しく開発した高速ろ過装置「差圧ろ過器」を使えば、わずか5分でろ過完了、さらに5分で脱水完了、そのあと真空乾燥器に入れておけば、次の日にはカラカラの粉末が出来上がります。 ◆

「色と香りで生活を豊かに楽しく」

LSアカデミーは、今までに、花の香りをそのまま抽出できる「カプセル蒸留」「FSEフレグランス」、ハーブの有効成分を濃厚に抽出する「ハーブ真空抽出(HVE)」「HVEチンキ」など、生活を豊かに、楽しくする方法を開発してきました。 さらに、「カラム抽出」は、植物の持つ自然の色を抽出します。 これらの方法を組み合わせると、今までになかった、香水、フレグランス、化粧水、クリーム、石けん、美容オイル、草木染のストールやセーターなど、ワクワクする楽しみが広がってきます。 あとは、あなたのアイデア次第! LSアカデミーは皆さんの夢を形にするお手伝いをします。 カラム抽出では濃厚な色素が抽出できるので、スプレーに詰めての多色染めや、植物色素絵の具のような使い方もできます。 また、写真のようなタイダイ染めにも応用でき、今までの草木染めとは違った楽しみが広がります。

「季節のもみじ染め」

紅葉前線はだいぶ下りてきて、町中でも紅葉が見られるようになってきました。 週末、山麓で落ちたばかりのもみじの葉を集めてもみじ染めをしてみました。 もみじなどの紅葉の赤はバラやコスモスなどと同じアントシアニンの色です。紅葉の抽出は花びら染めと同じ方法を使います。 カラム抽出だと、10分でこのような真っ赤な染液を作ることができます。しかし、アントシアニンは木綿を染めにくいので、もとのもみじのような真っ赤には染まりませんが、薄いピンクに染まりました。

「魅惑の緑(グリーン)」

新緑の緑、森林の緑、苔の緑など、緑は自然の色を代表するものです。この緑のもとである葉緑素(クロロフィル)を色素として使いたいという望みは昔からありました。 古代から草の緑を使った染色は研究されてきましたが、葉緑素は水に溶けない、不安定(分解しやすい)ことで実用化されていませんでした。緑に染めるには、黄色の染料と青の染料を重ね染めするしかありませんでした。 草木染をされている方はご存知と思いますが、染色工芸家である山崎青樹氏は、30年ほど前に若葉を使った緑染めの方法を世界で初めて考案し、様々な植物で緑染めを行っています。 山崎氏が著書で公開している方法は、確かに緑染めはできるのですが、草木の種類、採取時期、処理条件にコツがあり、うまく緑の染液が取れずに、泥色になることもありました。また、4回、5回も煮出しで染液を作るという手間と経験の必要なプロの方法でした。 LSアカデミーはこの緑染めを科学しました。この方法の中でクロロフィルがどのような化学反応を起こしているのか、その化学反応の条件、抽出条件を見直し、最適化しました。その結果、カラム抽出法を用いて、誰でも失敗することなく、ほんの30分で濃厚な緑の染液を作る方法を開発しました。ヨモギ、葛、セイタカアワダチソウなど、庭や公園で普通に見つけることができる植物で簡単に緑染めが楽しめます。新しい緑染めの世界、ぜひ体験してください。

「みかん色」

この時期、どこの家庭にもあるみかん。うちは、毎年愛媛から箱で買っています。 みかんの色素はカロテンなので水では抽出できません。皮を乾燥、粉砕してアルコールで抽出します。 やさしいみかん色に染めることができました。

「黄櫨染(こうろぜん)」

即位礼正殿の儀で天皇が召された衣装は黄櫨染という方法で染められたものです。 黄櫨染は天皇だけが身につけることを許された色で、一般の人は染めることも許されない禁色でした。その方法も長い間公開されていませんでした。 現在では、この染め方は公開され、材料も入手できます。まず、櫨(はぜ)でベースとなる黄色に染めたあと、蘇芳(すおう)で色合いを確認しながら赤色をのせていきます。 ちょっと緊張しますが、黄櫨染をやってみました。写真の例では少し赤みが足りないようです。

「変幻自在の色素 蘇芳(すおう)」

インド、マレー地方でとれる蘇芳は、平安時代から貴重な色でした。 即位礼正殿の儀で天皇が召された衣装の色は黄櫨染といってハゼと蘇芳で染められます。蘇芳で染めた色も身分の高い人しか着ることができない禁色でした。 蘇芳は染め方によって赤、赤紫、紫と様々な色になるおもしろい素材です。 今回は、媒染の後重ね染めして濃い色(深蘇芳)に染めてみました。木綿でも、こんなに鮮やかに染めることができます。

「クチナシは二度おいしい」

日本三大香木と言えば、春の沈丁花、夏のクチナシ、秋のキンモクセイと言われています。 クチナシは初夏にあの甘い香りを町中に漂わせる花ですが、秋になると実がなります。 この実は昔から黄色の染料として使われてきました。ご存じの通り、栗きんとんの色はクチナシでつけます。 定番ですが、クチナシでカラム抽出してみました。クチナシの抽出は簡単で、10分もかかりません。そして、染液が濃いので、染色時間も10分でこんなに濃く染めることができました。

「キンモクセイの花びら染め」

今年の関東地方のキンモクセイは、いつもより2週間ほど遅く、台風19号の通過直後に開花して、1週間後の台風20号で散ってしまうというあわただしいものでした。キンモクセイの香りを待ち望んでいても、あっという間に終わってしまいます。 今年は、最高状態のキンモクセイの花を摘んで、秋のセミナーに使うことができました。 キンモクセイの花びら染め?ほとんどやった方はいないと思います。 キンモクセイの花の色素は、多くの花の色素であるアントシアニンではありません。通常の花びら染め、草木染めの方法では染めることができません。 でも、抽出方法を工夫すれば、キンモクセイの花の色を抽出して、このように染めることができます。 しかも、この色素抽出に使ったキンモクセイは、カプセル蒸留で芳香蒸留水を取るのに使ったあとの花です。 待ちに待ったキンモクセイだから、その香りと色を大事に使いたい。カプセル蒸留とカラム抽出はそんな想いを実現します。

「瑠璃色の宝石クサギ」

秋の一時期にしか染めることのできないクサギ。実は瑠璃色の宝石に例えられるほど美しく輝いています。 草木染めをする人は気になる植物ですが、首都圏ではなかなか見つけることが難しいですね。 ようやく手にいれることのできたクサギをカラム抽出してみました。 使った実の量はわずか20gで、10分でこんなに濃い染液ができました。 木綿を染めると、こんなにきれいな青に染まりました。

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