毒のある花

4月から5月にかけて、一斉に花が咲き乱れ、華やかな季節になります。  この時期、町中の植木や公園で鮮やかな黄色の花を咲かせるカロライナジャスミン。ジャスミンという名前のとおり甘い香りを漂わせる花なので、香りを楽しみたいと思って、つみ取ってお部屋に飾ったり、ジャスミンティーにしたり、チンキにしてみようと考えたりしますが、ちょっと待ってください。カロライナジャスミンを調べてみると、この花は毒を持っていることがわかります。  厚生労働省が、毒のある植物をまとめています。 http://www.mhlw.go.jp/…/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/pois…  カロライナジャスミンは、ジャスミンとは異なる植物でゲルセミシンなどの毒を持っていて、誤飲事故の報告があります。  植物には、虫などに食べられないように動物にとって毒になる成分を含むものが多くあります。このカロライナジャスミン以外にも、アジサイ、イヌサフラン、シャクナゲ、スイセン、スノーフレーク、ユウガオ、スズラン、スイートピー、バイケイソウ、チョウセンアサガオ、アセビ、シキミ、キョウチクトウなどに毒が含まれています。  身近な花にも毒があるのは驚きですね。もっとも中毒の報告は主に、間違って食べたり、ハーブティーのように飲んだりしたときのことなので、花の香りを楽しむていどでは安心です。  しかし、成分を抽出するときは注意が必要です。 チンキ:アルコールは植物毒の主成分であるアルカロイドを溶かして抽出するので、チンキには毒物が濃縮されます。毒のある植物をアルコールで抽出するのは危険です。 アブソリュート:抽出溶剤にアルカロイドは溶けにくいので、チンキほどは抽出されません。また、アルカロイドは酸性の水に溶けやすいので、抽出溶剤をクエン酸水溶液で洗うとアルカロイドを除くことができます。 水蒸気蒸留:一般的にアルカロイドの沸点は高いので、水蒸気蒸留ではほとんど来ません。芳香蒸留水はほぼ安全だと考えられます。  いずれにしても、毒のある花や植物のことは、あらかじめよく調べて、使い方をよく考える。抽出したものを使うときはパッチテストをしてからにしてください。

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