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香り抽出方法の使い分け

September 17, 2017

 LSアカデミーは、様々な香りを抽出する方法をお教えしていますが、それぞれの方法の特長と使い分けを解説します。

 

【水蒸気蒸留】
難易度 ★★
取れるもの  芳香蒸留水(100mL~1000mL)/精油(材料と仕込み量で取れるものがあります)
ハーブ等必要量 50g~5kg(鍋のサイズは3リットルから36リットルまであります)
応用  化粧水、アロマスプレー。精油が取れるものはアロマテラピー、香水、ディフューザー、クリーム、石けんなど
特長  市販されているほとんどの精油はこの方法で作られています。LSアカデミーの方法は、圧力鍋を使って、家庭で簡単に蒸留ができます。鍋の大きさを変えることで、少量から大量まで対応でき、材料を多くすると精油を取ることもできます。熱がかかるので、材料は比較的熱に強いものに限られます。

 

【カプセル蒸留】減圧蒸留/減圧水蒸気蒸留
難易度 ★
取れるもの  芳香蒸留水(100mL~200mL)/精油(ラベンダーや柑橘類など一部の材料)
ハーブ等必要量 10g~200g。ハーブだけでなく、生花、果実など香りのある物なら何でも蒸留できます。
応用  化粧水、アロマスプレー、クリーム用の芳香蒸留水、食品や飲料水への香り付け、ドレッシング
特長  減圧で熱をかけずに抽出できるので、水蒸気蒸留では難しい水仙、梅、桜、ネロリ、バラなどの香りそのものを抽出できます。完全密閉系で蒸留するので、トップノートも100%回収でき、鮮烈な印象の香りを持つ最高品質の芳香蒸留水を作ることができます。水蒸気蒸留に比べて、取れる芳香蒸留水の量は少ないですが、庭に咲いた花、貴重なハーブなど、少ない量で最高の芳香蒸留水を作りたいときに向いています。

 

【アブソリュート】
難易度 ★★★
取れるもの  香り成分をエタノールに溶かしたアブソリュート(5~10mL)
ハーブ等必要量  フレッシュ又はどらーハーブ、50g~500g
応用  精油と同じように、アロマテラピー、香水材料、アロマスプレー、クリームや石けんの香り付け
特長  ハーブや花の香りを有機溶剤で抽出する方法です。アルコールチンキでは、香り以外の余計な成分も抽出されて雑臭がしますが、アブソリュートは香り成分のみが抽出されています。精油と同じように、花の香りそのものが抽出されます。また、水蒸気蒸留のように熱をかけないので、デリケートな花の香りもそのまま抽出できる優れた方法です。有機溶剤を使いますが、LSアカデミーの方法なら、完全密閉状態で抽出できるので安全です。

 

【アンフルラージュ】
難易度 ★★★
取れるもの  香り成分が溶け込んだポマード(数グラム)
ハーブ等必要量  生花など100g~数キログラム
応用  練り香水、コンクリートをエタノールで抽出してアンフルラージュアブソリュートを作り、香水にすることもできます。
特長  常温で、花の香りだけを油脂に抽出するので、花そのものの香りが溶け込んだポマードができます。ただし、花を毎日、あるいは数日に一度取り替えて、数週間から数か月作業を続ける必要があり、大変手間がかかる方法です。今は、ほとんど行われることがなくなり、有機溶剤抽出法に代わっています。

 

【ハーブ真空抽出法(HVE)】
難易度 ★★
取れるもの  ハーブ有効成分が高濃度で溶けたオイル(100g~500g)
ハーブ必要量  ドライハーブ、10g~50g
応用  美容オイル、クリーム、石けん。スパイスを使うと様々な調理オイルも作ることができます
特長  HVEで作ることのできるオイルは、香りだけでなく、ハーブに含まれる抗酸化物質などの有効成分を、酸化することなく高濃度に抽出したオイルです。真空・低温で抽出するので、香り成分も残っています。
 

 

 

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