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芳香蒸留水から簡単にフレグランスを作る(FSEフレグランス)

 芳香蒸留水は手軽に化粧水、や食品の香り付けなどに使うことができますが、「水」なので、腐りやすく、酸化や分解するため、長期間保存できないのが欠点でした。  

 一方、アブソリュートは、花やハーブの香りをヘキサンなどの有機溶剤で抽出し、溶媒を除いた後、アルコールに溶かしたものです。精油と同じように、香水、化粧水、クリーム作りなどに使えます。しかし、揮発性の有機溶剤を使うので、作るには、やや難易度は高い方法です。

 家庭で使える水蒸気蒸留器も市販されるようになって、気軽に水蒸気蒸留で芳香蒸留水を作って、香りを楽しむ方が増えています。せっかく作った芳香蒸留水だから、もっと長く使いたい、もっといろいろな用途で使いたいというのは、多くの人の願いでした。

 芳香蒸留水から香りを抽出して、アブソリュートと同じようなエタノール溶液を作ることができれば、この願いが叶うと考えました。そして、アブソリュートより簡単で安全に作りたい。

 この難しい課題にLSアカデミーは取り組みました。研究の結果、芳香蒸留水から香り成分だけを抽出する新しい方法「FSEフレグランス」を開発しました。この方法は、芳香蒸留水から香り成分を約50倍に濃縮した、濃厚な香りのフレグランス(香り成分がエタノールに溶けたもの)を作る画期的な方法です。

 しかも、この方法は、芳香蒸留水で問題となっている、芋臭、草のような臭いを除いて、香り成分だけを濃縮できます。作られたフレグランスは、元の芳香蒸留水よりもクリアで濁りのないすばらしい香りです。

 操作は、ともかく簡単で、わずか10分で芳香蒸留水からフレグランスが作れます。使う器具はとてもシンプルです。ヘキサンなど引火性の有機溶剤は使いません。蒸留や濃縮など熱を使う操作もありません(安全です)。  原料の芳香蒸留水は、カプセル蒸留だけでなく、LSAの水蒸気蒸留器、ピュアスティーラー、アランビック、らんびきなどで作ったもの、市販品など何でも使えます。

 この方法が普及すれば、芳香蒸留水の楽しみ方が格段に広がります。多くの人が、身近な花やハーブ、食品などを使って、簡単に香りを抽出し、生活の中のいろいろなシーンで香りを楽しむことができるようになるお手伝いができればと考えています。

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