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熱中症対策飲料

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 2018年7月の猛暑で、熱中症搬送人数は1週間で1万人近くになっています。

 熱中症の対策には、扇風機やエアコンで室温調整、日傘や帽子の着用、通気性のよい衣類の着用などがありますが、重要なのは「こまめに水分を補給する」ことです。

水分補給といっても、水、お茶、炭酸飲料、ジュース、コーラ、スポーツ飲料、経口補水液といろいろありますが、状況によって最適の方法は異なります。ここでは、補給する水の成分と利用方法を解説します。

1.家庭での仕事、事務作業などの軽作業で汗をかいた場合

 普通の生活で、特に多くの汗をかかない場合は、水やお茶などでいいのですが、一度に多くの汗をかいた場合、水分と一緒に塩分も失われます。厚生労働省「職場における熱中症の予防について」の中に、とるべき水分は塩分0.1〜0.2%が望ましいとの記載があります。普段飲んでいるお茶や麦茶などに入れて飲むといいでしょう。糖分の多い清涼飲料水は、糖分摂取過剰になるので気を付けてください。

レシピ:
 水、お茶、麦茶など 1リットル
 食塩     1.5g(小さじ4分の1)

2.スポーツで大量の汗をかいたとき

 激しい運動をすると、水分、塩分が短時間に失われるので、速やかに水分を補給する必要があります。日本体育協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」には、塩分0.1〜0.2%、糖分4〜8%を含んだ飲料を飲むことを推奨しています。ここで糖分がかなりの量含まれているのですが、これは、水分が腸管から吸収されるには電解質(塩分)と糖分が必要で、その浸透圧が体液と等しいとき、最も早く吸収されるからです。

 ポカリスエットなどのスポーツ飲料は、この考えで作られています。また、糖分はスポーツ時のエネルギーにもなります。スポーツ飲料には、糖分以外にもエネルギーとなるアミノ酸やビタミンが含まれているものもあります。

 ここで注意することは、スポーツをしないのに、普段の水分補給にスポーツ飲料を飲んでもいいのかということです。下のレシピからわかるように、糖分を取りすぎることになります。かといって、薄めたり、糖分を控えめにすると、浸透圧が下がって、本来の水分補給がうまくいかなくなります。やはり、スポーツ飲料は、スポーツをする時に飲むものです。

レシピ:
 水     1リットル
 食塩   1.5g(小さじ4分の1強)
 砂糖    50g(大さじ3杯強)

 このままではまずいので、市販のスポーツ飲料は酸味料、香料などを使っています。酸味料は梅酢やレモンでつけたり、香りはFSEフレグランス(リンゴ、柑橘類、イチゴ、生姜、バラなど)を数滴入れることでオリジナルのスポーツ飲料を作ることができます。

3.熱中症になったとき

 大量の発汗で塩分が失われると、Na欠乏性脱水症となり、頭痛。立ちくらみ、血圧低下、悪心・嘔吐等の症状が出ます。この場合は、水を飲むだけではだめで、経口補水液が必要になります。所ジョージさんのCMで有名なOS-1などです。経口補水液は、欠乏している塩分を補給するため、スポーツ飲料より塩分濃度は高めです。この時、体液は塩分が失われて浸透圧が低くなっているので、その浸透圧に合わせて糖分は少なくなっています。また、スポーツ飲料に入っているアミノ酸やビタミンも不要なので入っていません。あくまで、熱中症時の緊急対策飲料です。

レシピ
 水      1リットル
 食塩      3g(小さじ2分の1強)
 砂糖     25g(小さじ5杯)

 ちょっと反則技ですが、成分を眺めてみると、ポカリスエットからOS-1を作ることができます。

ポカリスエット500mL+水500mL+食塩2.3g(小さじ2分の1)⇒ OS-1

熱中症関連情報(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/…/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou…

職場における熱中症の予防について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/06/h0616-1.html

スポーツ時の水分補給
https://athtrition.com/catego…/sports_nutrition/rehydration/

スポーツドリンクの成分比較
http://kanri.nkdesk.com/otc/os1.php

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